いろいろなラクガキ

雑記です。気が向いたときに参加したイベント等のまとめ書いてます。

新海誠監督作品「君の名は。」展@小海町高原美術館に行ってきた

今度は早めに行かねばと、小海町高原美術館の「君の名は。」展行ってきました。

前回の小海町での新海誠展のときは、最終週あたりのめっちゃギリギリで、着くのもギリギリでどたばただったので…今回は始発で!

それでは以下、展示の項目ごとにほぼ順序どおりに紹介していきます。

ごあいさつ

展示会にあたっての挨拶です。
新海監督のサイン入りポスターも一緒にあります。

物語

企画書は、以下の8枚です。
・作品のプロットとなるイラスト5枚
・あらすじ1枚
・作品について (主に入れ替わりについて) 1枚
・設定について1枚
2014/10/14の資料だそうで、この時点で入れ替わり、彗星、組紐この段階からありました。
仮のタイトルは「夢と知りせば(仮) -男女とりかえばや物語- 」。
また作品については、近年の作品 (悪の華など) での入れ替わりを上げて、入れ替わりについて語っています。

  • 新海監督による絵コンテ
作品のパートごとの絵コンテ、ビデオコンテが、合計71ページと3本に渡り展示されてます。
ビデオコンテの表示時間と絵コンテの時間を対応させて見たり、メモ書きをチェックすると面白いです。
[Avan]
・絵コンテ17ページ分
オープニング的な位置づけのところ。
[Apart]
・絵コンテ18ページ分
・Aパートビデオコンテ [一部抜粋]
「誰そ彼」の古典の授業や「お前は誰だ?」、三葉が戻ったあとの三葉の日常、カフェのくだり、組紐を編むシーンなど。
[Bpart]
・絵コンテ18ページ分
・Bパートビデオコンテ [一部抜粋]
スマートフォンのメモでのやりとり、お互いの生活 (バスケしたり、スイーツ食べたり)を満喫するところや、バカあほのシーンなど。
[Cpart]
・絵コンテ18ページ分
・Cパートビデオコンテ [一部抜粋]
糸守に行くところ中心で、新幹線の中や味噌カツゆるキャラ、トランプや高山ラーメンのところなど。

・レイアウト作監修正8枚
三葉中心で、三葉6枚、瀧1枚、瀧三葉1枚。
個人的な見どころは、OPの壁にもたれかかる着物姿の三葉、あのシーンあたりのレイアウト。

  • 安藤雅司による本編のレイアウト作監修正
・レイアウト作監修正8枚
ここは本編から、瀧も三葉に、てっしーと早耶香も。
他にも、一葉をおんぶするとこや、あほバカなど。
OPのレイアウトとも通じますが、絵コンテと見比べても面白いです。

  • 台本展示
展示にこの項は存在しないが、台本が、冒頭部を見開きで展示してあります。

人物

  • 作画監督・安藤雅司によるキャラクター設定
キャラクターの決定稿が合計48枚分展示されています。
瀧、三葉、早耶香、てっしー、四葉、一葉、奥寺先輩、司、高木といった主要なキャラクターから、野良犬、バイトの先輩ら、クレーマーなどなど。
また、瀧、三葉、奥寺先輩、司は服装のバリエーションなどで複数あります。
他にも、キャラクター対比表や三葉の髪の結び方、三葉とてっしーが乗るスーパーカブなども含まれてます。

キャラクターごとの服装とシチュエーションにおける色指定、小道具の色指定の資料が合計16枚展示されてます。
キャラクターは、三葉、瀧、てっしー、一葉、四葉、奥寺先輩。
小道具は、三葉と瀧の文房具と組紐です。

  • プロップ設定・岩崎たいすけらによる小物設定資料
組紐、自転車、スマホ、文房具やスクールバックといった小物の設定資料が12枚展示されています。
主に瀧と三葉のそれぞれの小物を見比べられるようになっています。

舞台

舞台となる糸守の全景や家の外観、見取図などが45枚にわたり展示されています。
三葉の部屋を中心に宮永家の資料から、それぞれの高校やラーメン屋、レストラン、町長室など。

風景

ここでは本編カットによる作品の風景が65枚展示されています。
ただの展示にとどまらず、劇中のシーンを沸騰させる配置も。

  • 巫女舞
・絵コンテ4ページ分
・Aパートビデオコンテ [巫女舞シーン]
展示は上記の2つ。
今回の巫女舞を創作した中村壱太郎の実演から作られた絵コンテ、ビデオコンテを見ることができます。

音楽

ここではRADWIMPSとその楽曲を紹介しています。
4つの主題歌、夢灯籠、前前前世、スパークル、なんでもないやの歌詞が特大パネルで展示され、パネルの前では楽曲が聴くことができます。
(隣あってたり音量小ちゃかったりしてちゃんと聴くのは難しいですが…)

新海誠

最後はこれまで (ほしのこえから) の5作品の紹介と監督の紹介です。



といった内容でした。
細部の細部までは書いてませんが、いかがでしたでしょうか。

絵コンテ75ページ、キャラクターや小物等の設定60枚…などなど、上映中にも関わらずこの規模をやっていただけるなんて、ファンとしてただただ嬉しい展示会でした。
キャラクターに寄せた展示内容なっていたのも作品性や客層に合っていて良かったですし、小物の資料見ながらz会からの流れかななんて思ったりでした!

元々、今年は小海町町制施行60周年で新海監督での展示会を予定していたのですが、「君の名は。」で行きましょうとの希望があり、今回の展示会が実現したそうです。
2017年は、ほしのこえから15周年ということで、新海誠展があるそうです。

今回の展示に、新海監督の文字がつき、背景美術や動画の資料やメイキング映像あたりが追加…そして過去の展示…妄想するだけでとても楽しみです!

以下、写真とか小ネタとか紹介です。

◯小海駅で見かけたポスター

◯小海駅のバス停の展示会向けの案内
電車でくる場合は要チェック

◯美術館入り口

◯美術館受付前

◯展示会場内はインクペン禁止
ボールペンとかもダメです。鉛筆を受付で借りれます。

◯美術館併設のカフェ花更紗
1日限定20食で「君の名は。」パンケーキがあります。
休日だと12時ごろには完売してました…
普通にお昼食べてもまる。オムライス美味しかったです。


◯美術館横の八峰の湯
温泉だけでなく、食事処としても!
お土産の販売もあります。
近くに牧場あるらしく、そこで作られたアイスクリームも売ってます。

◯小海駅と松原湖
松原湖駅は無人駅なので、整理券の取り忘れがないように。
また小海駅と違いバス停も少し離れているので、不安な方は駅員もいる小海駅をオススメします。(下の写真が松原湖駅)
松原湖駅が、美術館の最寄りではありますが、徒歩で行くには坂がきつく、気軽な気持ちで歩いて向かうとつらいです。


見てくれる方がいるかわかりませんが、
これから行く方の参考になれば幸いです。